
建設会社のホームページを「かっこよくしたい」と考えたとき、多くの方がデザインの雰囲気や見た目の新しさに目が向きがちです。
しかし実際に評価されるホームページは、見た目が整っているだけでなく、会社の強みや信頼性、施工実績の質がひと目で伝わる構成になっています。
そこで今回は、住宅建築業界のWEB担当者様をサポートしているウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)が、「かっこいい」と言われる建設会社ホームページの共通点と、成果につながる整え方をわかりやすく解説していきます。
顧客獲得や採用強化にもつながる内容となっていますので、ぜひ最後までご確認ください。
ホームページ制作や運用に関するお悩みをお持ちの住宅業界の企業様・WEB担当者様は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)へお問い合わせください。
「外注に頼らないWEB体制づくり」を目指す企業様・担当者様を全力でサポートいたします。
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「建設会社のホームページがかっこいい」と言われる条件は“デザイン”だけじゃない

建設会社のホームページが「かっこいい」と評価されるかどうかは、実は見た目の派手さだけでは決まりません。
ホームページを開いて最初の3秒で「何の会社で、何が得意なのか」が理解できることが、「かっこいい」と評価される大きなポイントです。
どれだけデザインが優れていても、会社の強みや事業内容がすぐに伝わらなければ、ユーザーは別のホームページへ移動してしまいます。
建設業界では、取り扱う工事の規模や金額が大きいため、ユーザーは「この会社に任せて大丈夫か」という視点で判断します。
つまり、信頼こそが商材そのものだといえるのです。
派手な演出よりも、情報が整理され、安心感を与えるホームページのほうが、結果的に「プロフェッショナルでかっこいい」という印象を与えられます。
まず真似すべき「かっこいい見た目」の共通点3つ

かっこいいと評価される建設会社のホームページには、デザインにおける明確な共通点があります。
ここでは、すぐに取り入れられる3つの要素を具体例とともにご紹介します。
写真が主役|ファーストビューで施工品質を見せる
ホームページを開いた瞬間に目に飛び込んでくる画面(ファーストビュー)で、自社の施工事例写真を大きく配置しましょう。
文字情報より先に、完成した建物や工事現場の様子が伝わることで、技術力を直感的にアピールできます。
逆に、文章が多すぎるトップ画面は、何の会社か理解する前に読む気を失わせてしまいます。
実際の建物を見せることが、何よりの信頼材料になるのです。
余白・文字・色を絞る|情報量を減らすほど上質に見える
情報を詰め込みすぎると、どれだけ内容が良くても雑然とした印象になります。
文字の量や色を増やしすぎず、余白をしっかり取ることで、落ち着いた雰囲気を与えることが可能です。
- NG例:赤・青・緑など複数の色を多用し、文字がびっしり並んでいる
- 改善例:色は2〜3色に抑え、項目ごとに余白を確保する
建設業界では、派手さよりも「丁寧に仕事をしてくれそうか」という視点で見られます。
ページが整理されていることで、実際の施工も丁寧だという印象を与えられるのです。
キャッチコピーは短く|強みは1つに絞る
トップページのキャッチコピーに情報を詰め込みすぎると、何が一番の強みなのかが伝わりません。
あれもこれも書くのではなく、特徴を1つに絞るほうが印象に残ります。
- 「地域密着で50年」
- 「大規模修繕に強い」など
短い言葉ほど覚えやすく、会社の軸も明確になります。
伝えたいことが多い場合は、説明文で補足すれば問題ありません。
〈参考サイト〉株式会社ミライスタイルの制作・運用実績のページ
“かっこよさ”を決める施工事例ページの見せ方

建設会社のホームページの中でも重要なのが、施工事例のページです。
ここでの見せ方ひとつで、会社全体の印象が大きく変わります。
ユーザーが「この会社に頼みたい」と思うかどうかは、事例の伝え方次第ともいえます。
イメージが伝わるように写真の並び方を整える
施工事例は、枚数よりも見せ方の流れが重要です。
1つの現場につき5〜8枚ほどを目安に、「全体→外観や内観のポイント→細部」という順番で並べると、読み手が現場の様子を想像しやすくなります。
写真がバラバラに配置されていると、実際の施工の流れや完成イメージがつかみきれません。
写真の並びが整っているだけでも、仕事の丁寧さが自然と伝わります。
文章は「課題→提案→結果」で短く
施工事例の説明文は、「建物面積〇〇㎡、工期〇〇日」といった情報だけでは、ユーザーの心にはなかなか響きません。
大切なのは、以下のようにストーリーとして伝えることです。
- 1.「お客様がどんな悩みを抱えていたのか(課題)」
- 2.「それに対してどんな提案をしたのか(提案)」
- 3.「その結果、どう変わったのか(結果)」
このような流れで書くと、技術力や提案力が伝わりやすくなります。
文章は3〜4行程度に収め、読みやすさを優先しましょう。
事例に“仕事の様子”を入れる
完成写真だけでなく、工事中の様子や現場の雰囲気が伝わる写真を加えることで、「人が丁寧に仕事をしている」ことが伝わります。
たとえば、職人が作業している姿や、安全管理の様子、細部へのこだわりを撮影した写真などです。
こうした“仕事の様子”が感じられる事例は、単なる完成品の羅列よりも信頼感を生み出します。
施工事例の見せ方やホームページの構成にお悩みの住宅・建築業界の企業様・WEB担当者様は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)へお問い合わせください。
施工事例を強みに変えるホームページ運用を、業界に特化した視点でサポートいたします。
活動内容を見る セミナー・視察会を見る 協会に加盟する信頼される建設会社に欠かせない基本ページ

デザインがどれだけ優れていても、ユーザーが安心して問い合わせできる情報がそろっていなければ意味がありません。
ここでは、信頼を獲得するために必ず整えておくべきページと、掲載内容を紹介します。
詳細な「会社情報」ページ
会社概要ページは、単に所在地を紹介する場所ではありません。
建設業許可や保有資格、対応エリア、施工体制などが明確に書かれていると、初めてのユーザーでも安心できます。
情報が少なすぎると、どんな会社なのか判断しづらくなります。
基本情報を丁寧に掲載することが、信頼感の土台をつくるのです。
不安に先回りした「よくある質問(FAQ)」ページ
問い合わせ前に不安を解消できるページがあれば、ホームページの使いやすさが向上します。
工事の流れや対応エリア、見積り方法など、よく聞かれる内容を事前にまとめておけば、それを見たユーザーが安心して次の行動に進めるからです。
質問を想定して答えておく姿勢は、会社の誠実さを伝える要素にもなります。
また、FAQページを充実させることで、電話やメールでの質問対応の手間も減らせます。
実際にユーザーから受けた質問をもとに、定期的に更新しましょう。
“目的別”に分けた「問い合わせ」ページ
問い合わせフォームが1種類だけだと、ユーザーが「ここから問い合わせていいのか」と迷ってしまうことがあります。
個人のお客様(施主)向け、法人のお客様向け、協力会社様向けなど、目的ごとに窓口を分けることで迷わずに問い合わせることが可能です。
誰が見ても自分の行き先がすぐわかる構成は、ホームページ全体の整った印象にもつながります。
今の建設会社のホームページには「採用情報」も不可欠

現在の建設会社のホームページでは、見た目の良さだけでなく「採用につながる情報」があるかどうかも重要な評価ポイントになっています。
背景にあるのが、建設業界全体の人材不足です。
建設業界の人材不足と、ホームページが担う採用の役割
総務省統計局の「労働力調査」によると、建設業の就業者数は1997年の約685万人をピークに減少が続き、2024年には約477万人まで減少しています。
人材確保が難しい状況の中で、ホームページは会社の魅力を伝える採用の入口としての役割を担うようになっています。
求職者が企業のホームページを見て判断するのは、以下のような点です。
- 「どんな会社か」
- 「どんな仕事をするのか」
- 「自分が働くイメージが持てるか」
そのため、施工事例だけが並んでいるページよりも、働く人の様子や現場の雰囲気が伝わるホームページのほうが、印象に残りやすくなります。
かっこいいホームページとは、会社の中身まで見える状態を指すといえます。
建設業の人手不足についての詳細は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉データで見る建設業人手不足の現状|WEB担当者が整えるべき発信について解説
〈参考〉
・e-Stat政府統計の総合窓口『労働力調査>結果の概要>主な産業別就業者数、長期時系列データ>第10回改定日本標準産業分類別就業者』
・国土交通省『第25回基本問題小委員会配付資料>建設業を巡る現状と課題』
採用ページは“理念”より“現場のリアル”が刺さる
会社の想いや理念も大切ですが、求職者が知りたいのは日々の仕事の様子です。
どんな現場で、どんな人たちが働いているのかがわかる写真やエピソードがあると、働く姿を想像しやすくなります。
具体的な雰囲気が伝わるほど、会社への親近感が高まります。
1日の流れ/育成/評価/キャリアを見える化する
求職者が不安に感じるのは、入社後の成長イメージが描けないことです。
研修制度や資格取得支援、評価制度、将来的なキャリアパスを具体的に示すことで、「この会社なら安心して働ける」という信頼が生まれます。
たとえば、入社1年目・3年目・5年目でどんな仕事を任されるのか、どんな資格が取れるのかを時系列で見せるだけでも効果的です。
建設会社のホームページ制作後に成果を出す“運用と内製化”

ホームページは公開してからが本当のスタートであり、公開後の運用によって成果が大きく変わります。
難しい分析をしなくても、見るべきポイントと更新の順番を押さえるだけで改善の方向は見えてきます。
月1で見るべき指標
まず確認したいのは、問い合わせ数や採用ページの閲覧状況、施工事例の見られ方などです。
「施工事例ページの閲覧数が増えているか」「問い合わせフォーム到達率が上がっているか」を把握すると、改善のヒントが見えてきます。
数字は多く追いすぎず、重要な項目に絞るほうが継続しやすくなります。
ホームページのアクセス数の調べ方については、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉ホームページのアクセス数の調べ方と増やし方|初心者でもわかるGA4設定と競合サイト分析を解説
更新の優先順位(施工事例→FAQ→導線→採用)
更新する際は、効果につながりやすい順番を意識すると効率が上がります。
たとえば、以下の流れがおすすめです。
- 1.新しい施工事例の追加
- 2.よくある質問の見直し
- 3.問い合わせ導線の整理
- 4.採用情報の充実
この流れは「信頼を伝える→不安を減らす→行動しやすくする→会社の魅力を深く伝える」というユーザーの心理に沿った順序です。
どこから手を付けるべきかが明確になると、運用の負担も減っていきます。
ホームページの改善については、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉サイト改善で競合との差別化と長期的な顧客育成を目指す|ポイントや手順、指標を解説
独学で詰まりやすいポイントと補い方
ホームページ運用を始めると、「文章をどう書けばよいか悩む」「アクセス解析の数字の意味がわからない」といった壁にぶつかりやすくなります。
かっこいいホームページに整えることができても、成果につながる運用には別のスキルが求められるからです。
また、住宅・建築業界のホームページには、施工事例や信頼情報、採用要素の見せ方に業界特有のポイントがあります。
そのため、「何を優先すべきか」「どこまで対応すれば十分か」といった判断に迷う場面も少なくありません。
ホームページ運用の進め方や改善の方向性に迷われている住宅・建築業界の企業様・WEB担当者様は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)へお問い合わせください。
独学では判断が難しいポイントも含め、業界に合ったWEB活用の進め方を丁寧にサポートいたします。
活動内容を見る セミナー・視察会を見る 協会に加盟するまとめ
建設会社のホームページをかっこよく見せるためのポイントを、見た目の整え方から施工事例、採用ページ、運用の進め方まで紹介してきました。
ホームページはデザインだけでなく、会社の中身が伝わる構成と継続的な運用を組み合わせることで、顧客獲得や採用につながります。
今回の内容を参考にして、成果につながるホームページ運用に活かしていただけると幸いです。