住宅・建築業界のWEB制作の流れ|問い合わせ獲得までの実務フローをステップで解説

公開日:2026.01.07
最終更新日:2026.01.15

住宅・建築業界のWEB制作の流れ|問い合わせ獲得までの実務フローをステップで解説

住宅・建築業界では、「WEB制作の進め方がわからない」「外注したものの公開後に何をすればいいか迷っている」と悩むWEB担当者様や経営者様が少なくありません。

とくに、未経験でWEB担当者になった方や、自己流で運用を始めて行き詰まっている方ほど、「WEB制作の流れ」を体系的に理解できていないケースが多く見られます。

そこで今回は、住宅・建築業界のWEB担当者育成をサポートするウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)が、WEB制作の全体像と各工程のポイント、公開後に社内で回せる体制づくりについて解説します。

発注側・運用側の目線で「何を押さえておくべきか」が明確になりますので、ぜひ最後までご確認ください。

WEB制作や運用に関するお悩みをお持ちの住宅業界の企業様・WEB担当者様は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)にお問い合わせください。

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WEB制作の流れは「公開」で終わりではない|まず全体像を理解しよう

WEB制作の流れは「公開」で終わりではない|まず全体像を理解しよう

WEB制作の流れを考えるうえでまず押さえておきたいのは、「WEBサイトは公開して終わりではない」という点です。

本来の目的は、問い合わせを獲得し受注につなげることにあります。

とくに住宅・建築業界では、家づくりを検討してから実際に問い合わせをするまでに、数カ月から半年以上かかるケースも珍しくありません。

そのため、サイトを作っただけで成果が出ることはほとんどなく、検討期間中のユーザーと継続的に接点を持つ運用が欠かせないのです。

デザインや情報量が同じWEBサイトでも、運用の質ひとつで成果に大きな差が生まれます。

まず持っておきたいのは、「制作はゴールではなく、成果を出すための準備段階である」という視点です。

WEB制作フロー図で理解する全体工程|5つのフェーズで整理

WEB制作フロー図で理解する全体工程|5つのフェーズで整理

WEB制作の流れは、大きく分けて5つのフェーズで構成されています。

まずは全体像を把握し、「どの工程で何を決めるのか」を整理して理解することが大切です。

フェーズ1|企画・要件定義(目的とゴールを決める)

WEB制作の最初のフェーズは、サイトの目的とゴールを明確にする企画・要件定義(=最初に決めることの整理)です。

このフェーズでは、主に以下の内容を整理します。

  • サイトの目的(問い合わせ・資料請求・来場予約など)
  • ターゲットとなる施主・検討層
  • 競合となる住宅会社のWEBサイト
  • 必要なページ構成(トップ・施工事例・商品ページ・イベント情報など)

これらを整理したうえで、サイト全体の方向性を決めていきます。

フェーズ2|設計・ワイヤーフレーム作成

次に行うのが、サイト全体の設計とワイヤーフレームの作成です。

  • どのページにどの情報を載せるか(サイト構成図)
  • ユーザーがどう回遊して問い合わせに至るか(導線設計)
  • 各ページのレイアウト(ワイヤーフレーム)

ワイヤーフレームは、文章や写真の配置を簡単な図で表した設計図のようなもので、発注側にとっても完成イメージを共有するための重要な資料です。

事前に決めておくことで、完成後のズレを防げます。

フェーズ3〜5|デザイン・コーディング・公開

設計が固まったら、実際の制作フェーズに進みます。

デザイン制作では、住宅会社のブランドイメージやターゲット層に合わせて、色使いや写真の見せ方を検討します。

デザインが決まったら、次はコーディングでデザインをもとにWEBサイトとして動く形に構築する段階です。

パソコンやスマートフォンで正しく表示されるかをテストし、問題がなければサーバー・ドメインを設定して公開します。

ここまでが、WEB制作における基本的な流れです。

WEB制作の工程表(スケジュール)の作り方|未経験でも迷わない進め方

WEB制作の工程表(スケジュール)の作り方|未経験でも迷わない進め方

WEB制作フロー図で全体像を把握できたら、次は実際に現場で動かすための工程表を作ります。

工程表は「いつまでに、何を、どこまで進めるのか」を整理するための設計図であり、制作会社との進行管理にも欠かせない資料です。

工程表に入れるべき基本項目

WEB制作の工程表には、制作の流れに沿って必要な作業をすべて書き出します。

  1. 1.要件定義
  2. 2.ワイヤーフレーム作成
  3. 3.デザイン制作
  4. 4.コーディング
  5. 5.テスト・修正
  6. 6.公開作業

それぞれの工程ごとに「開始日」と「完了予定日」を決めておくことで、進捗状況を把握しやすくなります。

制作会社に依頼する場合でも、社内で工程表を持っておくことで、今どこまで進んでいるのかを正しく判断することが可能です。

住宅・建築業界でスケジュールが遅れやすいポイント

住宅・建築業界のWEB制作では、以下のような理由でスケジュールが遅れやすくなります。

  • 社内確認が多く、決裁までに時間がかかる
  • 施工事例の写真素材が集まりにくい
  • 過去の事例整理に手間がかかる
  • 原稿作成が後回しになりやすい

これらをあらかじめ想定し、早めに進めておくことが重要です。

外注・内製どちらでも使える工程管理のコツ

工程管理をスムーズに進めるためには、以下のポイントを意識することが大切です。

  • 最終的な決裁者を決めておく
  • 確認ルートを明確にする
  • 修正回数のルールを決める
  • 公開日を先に決めて逆算で工程を組む

これらを事前に整理しておくことで、修正の増加を防ぎ、スケジュールにメリハリを持たせることができます。

WEB制作のスケジュール設計に不安がある方は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)までお気軽にお問い合わせください。

住宅・建築業界に特化した実務ノウハウをもとに、現場で回せるWEB運用体制づくりをサポートいたします

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ヒアリングシートで大半が決まる|制作前に決めるべきこと

ヒアリングシートで大半が決まる|制作前に決めるべきこと

WEB制作を成功させるうえで欠かせないのが、事前準備の精度です。

その土台となるヒアリングシートを軽視してしまうと、後工程で認識ズレや手戻りが発生しやすくなります。

最初のヒアリングこそ、制作全体の成否を左右する重要な工程です。

ヒアリングシートは方向性を定めるために重要

ヒアリングシートは、発注側と制作側の認識をすり合わせるための重要な資料です。

目的や方向性が曖昧なまま進めてしまうと、「思っていたものと違う」といったズレが起こりやすくなります。

また、要件の追加による想定外の費用発生や、完成後の作り直しを防ぐためにも、最初のヒアリングを丁寧に行うことが重要です。

住宅・建築業界向けヒアリング項目例

住宅・建築業界のWEBサイトでは、業界特有の視点を踏まえたヒアリングが欠かせません。

とくに以下の項目は、制作前に必ず整理しておきたいポイントです。

  • ターゲットとなる施主層(年齢層・家族構成・検討段階など)
  • 集客したい施工エリア
  • 自社の強み・差別化ポイント
  • 訴求したい商品ライン・住宅ブランド
  • 施工事例の方向性(価格帯・テイスト・ターゲット)
  • 問い合わせ導線(資料請求・来場予約・相談予約など)
  • 競合として意識している住宅会社

これらを整理したうえで制作に入ることで、ブレのないサイト設計につながり、成果を意識したWEBサイトを構築しやすくなります。

ヒアリング段階でのよくある失敗

ヒアリングが不十分なまま進めてしまうと、「かっこいいサイトにしたい」といった抽象的な要望だけで制作が始まることがあります。

また、競合サイトを参考にしすぎて、自社らしさが伝わらないサイトになるケースも少なくありません。

さらに、ゴール設定が曖昧なままだと、完成後に方向性のズレが生じやすくなります。

公開後の運用フロー|問い合わせを増やすための実務手順

公開後の運用フロー|問い合わせを増やすための実務手順

WEBサイトは公開した瞬間からが本当のスタートです。

成果を出すためには、計測・改善・更新という運用サイクルを回していく必要があります。

ステップ1|計測設計(GA4・コンバージョン設定)

まず行うべきなのが、成果を正しく把握するための計測設計です。

GA4(Googleアナリティクス4)を導入し、何を成果とするのかを明確に設定しましょう。

何を成果とするのかを決めないまま運用を始めてしまうと、改善の判断ができません。

住宅・建築業界では、問い合わせフォームの送信完了やイベント予約完了を成果(コンバージョン)として設定するのが一般的です。

これにより、どのページが反響につながっているのかを数値で把握できるようになります。

GA4の設定方法やアクセス数の調べ方については、こちらの記事をご確認ください。

ステップ2|導線設計と改善

計測設計が整ったら、次は問い合わせまでの導線を見直します。

施工事例から問い合わせへ進める導線や、イベント情報から予約ページへ移動できる導線を整えることが重要です。

サイト内の回遊性を高めることで、検討中のユーザーが必要な情報を集めやすくなり、問い合わせにつながりやすくなります。

ステップ3|コンテンツ運用の回し方

導線を整えたあとは、継続的なコンテンツ運用が欠かせません。

施工事例やイベント情報、ブログやコラムを定期的に更新することで、ユーザーとの接点を増やせます

あわせて月に1度はアクセスや問い合わせを振り返り、改善サイクルを回すことが成果につながります。

よくある失敗パターンと対策|外注・内製・自己流それぞれの落とし穴

よくある失敗パターンと対策|外注・内製・自己流それぞれの落とし穴

WEB制作の流れを理解してサイトを公開しても、思うように成果が出ないケースは少なくありません。

現場では、外注・内製・自己流のどのパターンでも、共通したつまずきポイントが見られます。

公開後に陥りがちな3つの失敗パターン

以下のようなケースは、とくに多く見受けられます。

【よくある失敗パターン】

  • 制作会社に外注したものの、丸投げ状態で成果が出ない
  • 内製化したが、担当者に業務が集中して止まってしまう
  • 自己流で更新しているが、効果がわからない
  • 制作会社に任せきりで、改善の判断ができない

こうした失敗が起こる背景には、以下のような共通点があります。

【失敗の背景にある共通点】

  • 運用の方針が決まっていない
  • 判断する担当者が明確でない
  • 成果の測り方が整理されていない

その結果、作業だけが増え、成果につながらない状態が続いてしまうのです。

失敗を防ぐために必要なこと

WEB制作での失敗を防ぐために欠かせないのが、以下の2点です。

  • 運用設計を明確にすること
  • 運用を回せる担当者を育成すること

これらの体制が整って初めて、WEBサイトは成果を生む仕組みになります。

具体的には、以下のような役割を担うWEB担当者の存在が重要です。

  • 施工事例やイベント情報を計画的に更新する
  • 問い合わせ導線を見直し、改善を続ける
  • アクセス状況を見ながら施策を判断する

ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)では、住宅・建築業界に特化したWEB担当者育成を通じて、社内で運用を回せる人材づくりを支援しています。

WEB制作の流れを理解した次の一歩として、運用体制づくりに取り組みたい方は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)にお問い合わせください。

運用を回せるWEB担当者の育成から、成果につながるWEB活用の仕組みづくりまで、住宅・建築業界に特化した実務サポートをご提供いたします

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WEB担当者の育成については、こちらの記事をご確認ください。

WEB担当者に向いている人の特徴については、こちらの記事をご確認ください。

まとめ

WEB制作の流れから、制作工程の考え方や、公開後に取り組むべき運用のポイントまでを解説しました。

住宅・建築業界では、サイトを作ること自体よりも、「何のためにWEB制作を行い、どう運用して成果につなげるのか」を理解し、社内で判断できる体制をつくることが重要になります。

今回の内容が、迷わずWEB制作・運用を進めるきっかけとなり、自社集客に前向きに取り組むための一助となれば幸いです。

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