工務店のブランディングがうまくいかない理由|集客はWEB運用の考え方で差がつく

公開日:2026.01.01
最終更新日:2026.01.07

工務店のブランディングがうまくいかない理由|集客はWEB運用の考え方で差がつく

住宅・建築業界では、「ブランディングが大切」と言われる一方で、何から手を付ければよいのかわからず、WEB運用に悩む担当者や経営者の方が少なくありません。

とくに、ホームページの更新や改善の判断ができず、思うような成果につながらないケースも多く見られます。

そこで今回は、住宅・建築業界のWEB担当者育成をサポートしているウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)が、工務店におけるブランディングの基本的な考え方と、初心者WEB担当者でも実践しやすい進め方について解説します。

デザインや見た目に振り回されず、WEB運用の中で「選ばれる理由」を育てていきたい方は、ぜひ最後までご確認ください。

WEB運用やSEO対策に関するお悩みをお持ちの住宅業界の企業様・WEB担当者様は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)にお問い合わせください。

「外注に頼らないWEB体制づくり」を目指す企業様・担当者様を全力でサポートいたします

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工務店のブランディングは「見た目」より「選ばれる理由」の設計

工務店のブランディングは「見た目」より「選ばれる理由」の設計

工務店のブランディングは、ロゴやデザインを整えることが目的ではなく、「なぜこの工務店が選ばれているのか」を言葉と情報で整理し、WEB上で正しく伝えることです。

国土交通省の新設住宅着工戸数の推移データからは、住宅市場が大きく伸び続けている状況ではないことが読み取れます。

こうした市場環境を踏まえると、単にホームページをつくるだけでなく、自社の強みを明確に伝えることが重要です。

住宅について検討しているユーザーは、複数の工務店を比較しながら、自分たちに合う会社を探しています。

そのため、判断材料となるのは価格や性能だけではないのです。

  • どんな暮らしを提案しているのか
  • どんな想いで家づくりをしているのか
  • 相談しやすい雰囲気かどうか

こうした要素を、ホームページ全体で一貫して伝えられているかどうかが、ブランディングの土台になります。

WEB担当者は、まず「何を強みとして伝えるのか」を整理する役割を担うことになります。

工務店のブランディングが失敗しやすいのは「成果が見えにくいから」

工務店のブランディングは重要だと理解されていても、WEB運用の中でうまく形にできず、手応えを感じられないまま終わってしまうケースも多く見られます。

これは個々の取り組みの良し悪しではなく、多くの工務店がWEB運用の段階でつまずきやすい構造があるためです。

制作して終わりになり、運用の判断軸がない

ホームページ制作が完了したあと、「どのページを、どのように更新していくのか」が決まっていないケースは珍しくありません。

その結果、担当者ごとに判断が分かれ、情報の伝え方がバラバラになりやすくなります。

更新の基準が曖昧なままだと、「この内容で問題ないのか」「今更新すべきなのか」と迷いが生じ、次第に更新そのものが止まってしまうこともあります。

成果が見えず不安になり、継続できなくなる

ブランディングは、すぐに数字として結果が出ないのが特徴です。

そのため、アクセス数だけを見て「効果がない」と感じてしまい、運用を続けられなくなるケースも多く見られます。

成果を判断する視点を持たないまま運用すると、ブランディングの取り組み自体が中途半端になりやすくなります。

初心者WEB担当者でもできる|工務店のブランディングをWEB運用に落とす手順

初心者WEB担当者でもできる|工務店のブランディングをWEB運用に落とす手順

工務店のブランディングは、特別な知識や高度な施策がなくても十分進められます。

ポイントを押さえて順番に整理していけば、初心者WEB担当者でも日々のWEB運用の中で少しずつ形にしていくことができます。

STEP1:まずは「自社らしさ」を言葉で整理する

最初に取り組みたいのは、「自社らしさ」を言葉にすることです。

ここで重要なのは、競合と細かく比較することではありません。

実際に、なぜ自社が選ばれてきたのかを振り返る視点が大切です。

たとえば、「価格が理由で選ばれることが多いのか」「提案力や人柄を評価されることが多いのか」「子育て世帯からの相談か、リフォーム相談が多いのか」など、日々の相談内容を思い出すだけでもヒントが見えてきます。

30分程度で簡易的に整理するには、以下のように書き出す方法がおすすめです。

  • よく相談されるお客様のタイプ
  • 打ち合わせで褒められやすい点
  • 自社が大切にしている考え方

完璧な言葉にまとめる必要はなく、まずは軸となる考えを見える形にまとめましょう。

STEP2:ホームページ内で“必ず伝える場所”を決める

「自社らしさ」を整理できたら、次はどこで伝えるかを決めましょう。

すべてのページで新しいことを書く必要はなく、伝える場所を絞ることで運用が楽になります。

とくに意識したいのは、以下のページです。

  • トップページ
  • 施工事例ページ
  • 会社紹介ページ
  • イベント・お知らせページ

これらのページで、同じ方向性のメッセージが伝わっている状態を目指します。

たとえば、施工事例では「暮らしの提案」を、会社紹介では「考え方や姿勢」を補足するなど、役割を分けると整理しやすくなります。

伝えたいことに一貫性を持たせるだけでも、ブランディングを安定させることが可能です。

STEP3:更新の基準を決めて迷わなくする

WEB運用でつまずきやすいのが、「この内容を載せていいのかわからない」と迷うことです。

その迷いを減らすために、更新の基準をあらかじめ決めておきましょう。

基準は細かくつくる必要はなく、まずは以下のポイントだけでも十分です。

  • 自社の強みや考え方につながる内容か
  • 誰に向けた情報なのかがわかるか
  • 写真や文章の雰囲気がこれまでと大きくズレていないか

写真についても、「現場の様子が伝わるもの」「人の表情が見えるもの」など、選び方を決めておくと判断が負担になりません

文章のトーンも、「丁寧」「親しみ」「専門性」など方向性を決めておけば、担当者が変わってもブレにくくなります。

この基準があるだけで、初心者WEB担当者でも判断に迷う時間が減り、自信を持って更新を続けることが可能です。

工務店ならではのブランディングをWEB運用に落とし込み、日々の更新や改善を無理なく進めていきたい方は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)へお問い合わせください。

住宅・建築業界に特化したWEB担当者育成を通じて、初心者の方でも判断に迷わず運用できる体制づくりをサポートいたします

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ブランディングは「施工事例」と「人」で大きく左右される

ブランディングは「施工事例」と「人」で大きく左右される

工務店のブランディングは、特別な演出や派手な表現がなくても、日々の情報発信の積み重ねで形づくられていきます。

中でも、施工事例と人に関する情報は、ユーザーの判断に大きく影響する要素です。

施工事例は写真の数より「伝える順番」が重要

施工事例では完成写真が注目されがちですが、写真を並べるだけでは工務店の魅力は伝わりにくくなります。

重要なのは、どのような流れで紹介するかという点です。

「どんな暮らしの希望があったのか」「どんな課題があったのか」を先に示すことで、読み手は内容を自分ごととして捉えやすくなります

初心者WEB担当者でも使いやすい構成は、以下の順番です。

  • 施主の要望や背景
  • 家づくりでの課題
  • 工務店としての工夫
  • 完成後の暮らしの変化

この流れを意識するだけで、施工事例は単なる実績紹介から、信頼につながるコンテンツへと変わります。

スタッフ紹介・対応力はブランドそのもの

工務店選びでは、最終的な決め手が「人」になることも多くあります。

そのため、スタッフ紹介や対応の姿勢は、工務店のブランドを形づくるうえで重要です。

顔が見える情報があることで、初めて問い合わせるユーザーも安心しやすくなります。

ここで大切なのは、営業トークのような表現を避けることです。

実績を並べるよりも、「どんな想いで仕事をしているのか」「どんな相談に向き合っているのか」といった人柄が伝わる内容のほうが、信頼につながりやすくなります。

また、スタッフ紹介は採用面でも効果があり、工務店全体の印象を底上げする役割も果たします。

住宅・建築業界で使えるスタッフ紹介の例文は、こちらの記事をご確認ください。

成果が見えると続けられる|工務店ブランディングの指標と見方

成果が見えると続けられる|工務店ブランディングの指標と見方

ブランディングは成果が見えにくく、不安を感じやすい取り組みです。

ただし、住宅市場全体の状況を踏まえると、指標の見方を工夫することで、WEB運用の手応えを把握しやすくなります。

市場が成熟し、比較される前提が強まる中では、従来とは異なる視点で成果を見ることが重要になります。

まず追うべきは「指名検索」と「比較検討行動」

住宅市場は大きな伸びが続いている状況ではなく、一定規模で推移しています。

こうした環境では、住宅を検討するユーザーは「どこに依頼するか」を慎重に比較しながら判断する傾向が強まります。

そのため、工務店ブランディングの成果は、問い合わせ数だけでなく、検討段階でどれだけ認知・比較の対象に入れているかという視点で見ることが大切です。

具体的には、以下のような変化に注目します。

  • 会社名での検索が増えている
  • 「地域名+工務店」といった検索で露出しやすくなっている
  • 施工事例ページをじっくり見られている

これらは、工務店が比較候補として意識され始めているサインと捉えることができます。

たとえば「施工事例を複数ページ見た」「会社紹介まで読んだ」といった動きが増えると、検討が進んでいる可能性があります。

初心者WEB担当者が最低限見るべきポイント

初心者WEB担当者が最初から多くの数字を追う必要はありません。

Search Console(サーチコンソール)で検索キーワードの傾向を確認し、指名検索や地域名を含む検索が増えているかを見るだけでも十分です。

さらに、問い合わせ内容が以前より具体的になっているかも確認してみましょう。

数字の増減だけにとらわれず、ユーザーの行動や内容の変化といった「傾向」を見る意識が、ブランディングを続ける支えになります。

初心者向けのアクセス数の調べ方は、こちらの記事をご確認ください。

外注でうまくいかなかった工務店ほど、内製化で伸びやすい

外注でうまくいかなかった工務店ほど、内製化で伸びやすい

WEB運用を外注してきたものの、思ったような成果につながらなかったと感じている工務店は少なくありません。

ただし、それは外注そのものが悪かったのではなく、社内に判断の軸が残らなかったことが原因であるケースが多く見られます。

内製化=全部自社でやる、ではない

内製化というと、「すべての作業を社内で行うこと」と捉えられがちですが、そうではないのがポイントです。

重要なのは、何を発信するべきか、どこを改善するべきかといった判断軸を社内に持つことです。

制作や専門的な作業を外注や制作会社に任せつつ、方向性の判断や優先順位を社内で決められる状態をつくることで、WEB運用は安定しやすくなります。

未経験WEB担当者を育てながら運用するという選択

判断できるWEB担当者が社内にいることは、工務店にとって大きな強みになります。

特定の人だけがわかる状態を避け、考え方や基準を共有することで、運用が属人化しにくくすることが可能です。

未経験からでも、正しい順序で学びながら運用を続ければ、ブランディングは少しずつ形になります。

WEB担当者の育成についての詳細は、こちらの記事をご確認ください。

WEB運用の手を止めることなく、学びながら体制を整えていきたい方は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)にお問い合わせください。

住宅・建築業界に特化したWEB担当者育成を通じて、内製化を無理なく進めるための考え方から、実務に落とし込むためのポイントまでをサポートいたします

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まとめ

工務店のブランディングの考え方から、WEB運用の中で実践しやすい進め方や成果の見方までを解説しました。

住宅・建築業界では、見た目を整えること自体よりも、「なぜ選ばれているのか」を理解し、その価値を継続的に伝えられる体制を持つことが重要になります

今回の内容が、ブランディングを特別な施策として構えすぎず、日々のWEB運用の中で前向きに育てていくためのヒントになれば幸いです。

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