
工務店のWEB集客では、「ホームページをつくったのに問い合わせが増えない」「SEOを試してみたけれど効果が出ているのかわからない」といった悩みが多く聞かれます。
とくに、地域密着型の工務店では、一般的なSEOの知識だけでは成果につながりにくく、何から手をつければいいのか迷いがちです。
そこで今回は、住宅・建築業界のWEB担当者様をサポートするウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)が、工務店のSEOの正しい考え方と、初心者でも取り組みやすい進め方を整理して解説します。
「専門知識がない中で、どうやって改善していけばいいのか」といった“WEB担当者ならではの悩み”も交えてまとめていますので、ぜひ最後までご確認ください。
SEO対策やWEB運用に関するお悩みをお持ちの住宅業界の企業様・WEB担当者様は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)にお問い合わせください。
「外注に頼らないWEB体制づくり」を目指す企業様・担当者様を全力でサポートいたします。
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工務店のSEOは難しくない|まずは検索で見つけてもらう仕組みを知ろう

工務店のSEOは、専門知識がなくてもゆっくり整えていけば十分に成果につながります。
SEOと聞くと難しそうですが、本当はとてもシンプルで、お客様に見つけてもらうための工夫にすぎないのです。
検索される仕組みは「お客様が探しに来る導線」づくり
SEOは、お客様がインターネットで検索したときに、あなたの会社を見つけてもらうための取り組みです。
例えるなら、お客様が歩いている通り道に、案内の看板を立てるようなイメージです。
ホームページの「どこに何があるか」という導線を整えるだけでも、検索したお客様があなたの会社にたどり着きやすくなります。
まずは、以下の2つを意識してみましょう。
- どんな言葉で探されているのか
- その言葉に合った内容があるか
専門用語を知らなくても、まずは「お客様が探しやすい状態をつくる」というイメージで十分です。
工務店のSEOは地域性と実例が重要
工務店のSEOは「地域名」がとても大切です。
これは、レストランを探すときに“近くのお店”を選ぶのと同じで、家づくりも地元の工務店を探す人が圧倒的に多いためです。
「地域名+工務店」「地域名+新築」など、住んでいる場所に近い言葉で見つかることで、問い合わせにつながりやすくなります。
また、施工事例はお客様にとって大きな安心材料です。
どんな家が建てられるのか、実際の写真を見ることで問い合わせまでの距離が短くなります。
難しい分析は不要で、「近くの人に選ばれるための工夫」と理解しておけば問題ありません。
専門知識よりお客様目線が大切
工務店のSEOでは、まず「お客様がどんな言葉で情報を探すのか」を意識することが近道です。
お客様は、業界の呼び方ではなく、普段の会話で使うような言い方で情報を探します。
たとえば「耐震等級3」より「地震に強い家」のほうが検索されやすい、といったイメージです。
こうした“お客様目線”を持って運用できると、記事の方向性もぶれません。
お客様の言葉を起点に記事をつくれるようになるためにも、一度WEB発信の基礎を理解しておくと、成果につながりやすくなります。
WEB担当者としての基礎知識を身につけたい方は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉【住宅・建築業界のWEB担当者】の仕事内容|向いている人・必要スキル・未経験から成果を出す方法
工務店のSEOがうまくいかない本当の理由

工務店のSEOが思うように伸びない背景には、特別な失敗があるわけではありません。
ここでは、読者の方が今抱えている状況をふまえつつ、「方向さえ整えれば改善できる」という視点で整理していきます。
ホームページが会社紹介のままで止まっている
工務店のホームページは、会社案内や理念の紹介が中心のまま更新が止まってしまうケースが多く見られます。
悪いことではありませんが、実例や地域に関する内容が少しずつ増えていくと、地元の人に気づいてもらえる機会が広がります。
検索されている言葉(キーワード)がわからない
どんな言葉で検索されているのか把握できていないと、お客様が求める内容と記事の方向性がずれてしまいます。
工務店に限らず、業界側の呼び方とお客様が使う言葉には差が生まれやすい傾向にあります。
「そもそも探されていない言葉」で記事を作ってしまうことが、成果につながらない大きな要因です。
施工事例・写真が整理されていないため魅力が伝わらない
施工事例は、お客様が安心して問い合わせるための大切な材料です。
施工事例がフォルダに入ったまま公開できていない、写真が整理しきれず後回しになっている、というのは多くの工務店でよく見られます。
ブログが社内日記になってしまう
ブログが日々の出来事やスタッフ紹介だけになるケースも珍しくありません。
日記自体は悪いものではありませんが、お客様が抱える不安や疑問に寄り添った内容を少し混ぜるだけで、検索との相性が大きく変わります。
今日からできる工務店のSEO対策|最初はこの3つだけで十分

工務店のSEOは、すべてを一度にやる必要はありません。
むしろ、最初は「この3つだけ」に絞ったほうが迷わずに続けられます。
どれも今日から取り組める内容なので、気負わずに一歩ずつ試してみてください。
「検索される言葉=キーワード」を知る
SEOで大切なのは、専門的な分析ではなく「お客様が使う言葉を選ぶ」ことです。
難しい業界用語ではなく「地域名+新築」や「冬でも暖かい家」のように、普段の会話に近い表現で探されることが多く見られます。
まずは、「自分ならどんな言葉で調べるだろう?」と考えてみるだけで十分です。
ホームページを見やすく整える
SEOは、ホームページを“見やすく整える”ことでも改善が進みます。
とくにスマホでの見え方は重要で、メニューの並び方やページの配置を少し整えるだけで、読みやすさが上がります。
以下のような、小さな工夫だけでも効果的です。
- メニューの順番を「実例→会社紹介→問い合わせ」のように整理する
- 写真のサイズをそろえて、スクロールしやすい形にまとめる
このように整えると、訪れた人が迷わずに情報を探せるようになります。
よく聞かれる質問・実例を増やす
検索で選ばれるサイトに共通するのは、「よく聞かれる質問(Q&A)」と「施工事例」が丁寧にそろっている点です。
とはいえ、一度にたくさんつくる必要はありません。
写真もスマホで撮ったものを明るく補正するだけで見やすくなります。
小さな更新でも、コツコツ積み重ねればサイトの信頼性が高まります。
完璧でなくても問題ないので、できる範囲から進めてみてください。
SEO対策を自社で行う「内製化」については、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉住宅・建築業界のSEO内製化|インハウスSEOとは・メリット・始め方をやさしく解説
ホームページを「制作だけ」で終わらせないためには

制作が終わった段階で更新が止まってしまうのは、珍しいことではありません。
ここでは、制作会社との役割の違いを整理しながら、無理なく運用を続けるための考え方を紹介します。
制作会社がやってくれる範囲・やってくれない範囲
制作会社は、デザインを整えたり、ページを形にしたりする「つくるプロ」です。
しかし、公開後の運用や改善までを担当するかどうかは、制作会社によって異なります。
更新を止めないためには、「つくる」と「育てる」は別の領域と捉えておきましょう。
運用が止まる理由は「型」がわからないから
運用が続かなくなる一番の理由は、更新の「型」が見えないまま進めてしまうことです。
ここで言う「型」とは、更新するときの判断基準や構成のひな形、社内で共有できる更新ルールのことを指します。
型がないと、毎回ゼロから内容を考える必要があり、負担が大きくなります。
逆に、型があれば判断がぶれにくくなり、「次は何をすればいいか」が自然とわかるようになるのです。
まずは月1回の更新からでOK
運用で大切なのは、量ではなく「無理なく続けられるペース」です。
最初から毎週更新する必要はありません。
月に1回、施工事例やQ&Aを追加するだけでも、ホームページは徐々に育っていきます。
完璧を求めず、できる範囲で進める姿勢が長続きするポイントです。
工務店のWEB運用を自社で軌道に乗せたい方は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)にお問い合わせください。
担当者様のペースに合わせて、運用スキル習得を丁寧にサポートいたします。
活動内容を見る セミナー・視察会を見る 協会に加盟する工務店のWEBマーケティングは「全体の流れ」をつかむのが第一歩

工務店のWEBマーケティングは、難しい理論を覚える必要はありません。
まずは「お客様がどんな順番で家づくりを進めるのか」を再確認するだけで、取り組む方向がはっきりしてきます。
WEBマーケは「お客様の動き」をなぞるところから
WEBマーケティングは、専門的な分析よりも「お客様がどう動くか」を理解することが何より大事です。
家づくりの流れは、以下のようにとてもシンプルです。
- 1.家づくりを考え始める
- 2.インターネットで調べる
- 3.気になった会社を比較する
- 4.問い合わせる
この4つの動きに合わせて情報を整えるだけで、過度な知識はいりません。
SEOは、この中の「調べる」段階を助ける重要な役割を果たします。
SEO・SNS・広告は役割が違うだけ
SEO・SNS・広告などWEB施策にはいくつか種類がありますが、それぞれ役割が違うだけです。
以下のように「目的に合わせて使い分ける」だけで十分です。
- SEO:探している人に見つけてもらう
- SNS:雰囲気・日常の発信で親しみをつくる
- 広告:短期間で気づいてもらう
最初は、土台となるSEOが整うと成果が出やすくなるため、取り組む順番としてもおすすめです。
工務店の広告集客については、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉工務店の広告集客ロードマップ|WEB・SNS・チラシの使い分けと戦略
工務店は順番に進めると成果が出やすい
工務店のWEBマーケティングは、以下のような順番で進めると成果が出やすい傾向があります。
- 1.ホームページを整える
- 2.SEOで見つかる状態をつくる
- 3.SNSや短い発信で関係づくり
- 4.広告でチャンスを広げる
より具体的な「SEOを軸にした進め方」については、ウェブタンのセミナーでも丁寧に整理されており、必要に応じて学ぶこともできます。
自分たちで運用したい方へ|内製化の進め方は「型」を知るのが近道

内製化は、すべてを一人で背負う方法ではありません。
ここでは、無理なく前へ進むための考え方を整理して紹介します。
内製化は「何をやればいいか」をリスト化することから
内製化を始めるときは、まず「やることを細かくリスト化する」ところから進めると動きやすくなります。
SEOの作業は、実は小さなタスクに分けられるため、一つずつ進めれば負担が大きくなりにくい仕組みです。
「月に1件の事例追加」「スタッフ紹介のページをつくる」といった内容だけでも十分です。
作業の見える化が進むと、社内で判断しやすくなり、外注に頼り切らない体制が整っていきます。
“自分たちで進められる仕組み”をつくることが、内製化への近道です。
社内で役割を決めると負担なく続く
内製化を続けるポイントは、役割を小さく分けて社内で共有することです。
一人に作業が集中すると負担が大きくなり、更新が止まりやすくなります。
役割が明確だと人が入れ替わっても情報が引き継がれ、運用が途切れにくくなります。
仕組みとして残ることで、会社としての資産も少しずつ積み上がっていくのです。
無理なく続けられる内製化の進め方
内製化は「全部を自分たちだけで完結させる」という意味ではありません。
基本は社内で企画や素材づくりを進めつつ、どうしても専門的な判断が必要な部分だけ外部の力を“補助輪”として使うイメージが近いです。
この考え方に切り替えると、コストを抑えながらも、運用の主導権を社内に持ち続けられます。
必要なところだけ外部の知見を借り、日々の更新は自社で進める形が、長く続けやすい体制です。
こうした外注に頼らないWEB体制づくりは、型を学ぶことで誰でも実現できます。
ウェブタンでは、そのための学びや相談の場を整えています。
工務店のWEB運用を自社で成果を出したい方は、ウェブタン(住宅建築WEB担当者育成協会)にお問い合わせください。
WEB担当者様に合わせたペースで、安心して学びを深めていただけます。
活動内容を見る セミナー・視察会を見る 協会に加盟するまとめ
工務店のSEOの基本となる考え方から、今日から取り組める改善ポイント、運用を続けるための“型”のつくり方までを整理して解説しました。
地域性の強い住宅・建築業界では、正しい情報整理と着実な更新が、信頼されるWEB発信につながります。
今回の内容が、工務店としての魅力をよりわかりやすく届けるWEB運用の一助となれば幸いです。